河田石材店自慢の手彫り加工

河田石材店では店主自ら一字一字丁寧に彫刻しております

河田石材店では店主自ら一字一字丁寧に彫刻

地彫り工場
河田石材店地彫り工場

昔はノミとセットウ(かなづち)で、いわゆる手彫りにて彫刻をしていました。
現在では石材にゴムシートをはり、字の部分をカッターにて切りはずしそこに圧縮空気にてノズルの先からサンドブラスト(鉄の砂)を吹き付けて彫刻しています。
機械彫りといわれますが、ノズルの当て方や砂の量、空気の量の微調整があり熟練したものではないとなかなかうまく出来るものではありません。
また、字の巾の分より深く彫るのが良いとされてきましたが、石の粒子の関係で字の底がゴツゴツになります。
長年のうちに苔や砂ぼこりが溜まりお掃除しようにもブラシが届かず綺麗に出来ないのが普通でした。


1.石にゴムシートをはり、字の輪郭をカッターで切り取ります。

2.文字の部分のゴムシートを取り除きます。


3.字彫り小屋に入れ外側からノズルを差し入れ圧縮空気で鉄の砂を吹き付けながら彫刻していきます。


4.一般的には、字の巾の分だけ深く字彫り面に対し直角に彫刻していきます。


墓石建立後5〜6年もすると、このように苔や飛んできた土で汚れてしまいます。
ブラシ等でお掃除してもなかなか綺麗にはなりません。


5.そこで、『手彫り加工』をしていきます。


6.手彫り用のノミで字の中を平らにしていきます。石には、石の目(粒子)が細かい石と粗い石がありますので、特に目の粗い石では字の中を手彫りすることで平らになり汚れが付きにくくなります。
また、ノミ跡が白く出ますので字が引き立ちます。


字の太さや力の入ったところなど考慮しながらノミを入れていきます。

手彫り加工黒っぽい石材の方がより引き立ちます。

ただし、この手彫り加工は白い石材の場合は字が目立ちません。
黒っぽい石材の方がより引き立ちます。

完成した墓石

手彫り加工完成例1手彫り加工完成例2

彫刻文字書体例

彫刻文字書体例